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戦艦 大和の平面形を探る

今現在、大和の模型を作っているなんていう方は、
今年(2006年)米軍が撮影したという沖縄特攻数時間前の写真が発表されたことは
ご存知なのでしょうね。
無論、私もデアゴ大和を作っていますので、知っていました。

しかーし、、、出版物も含めて
鮮明で大きな写真がWebで見られることもなく、
多少大きな画像を手に入れるのがやっと、、。

でも、多少大きな画像であれ、せっかく画像を手に入れたので、
大和の平面形や最終時兵装を考察してみました。

とはいっても、、大した考察でもなく
自分好みのお遊びなんでけどね^^;

その画像がコレ。
戦艦 大和の平面形を探る_c0040122_174479.jpg

とりあえず、1/700タミヤWL大和と並べて
アウトラインを取ってみました。
タミヤの大和のアウトラインはおおよそ正確なことが分かりますね。
弱冠艦首が細いかなぁといった程度で、
特別気になる程でもないようです。

大和艦首は小判のように扁平な形をしていることは
昔から有名なのですが、
今回発表された写真でもそれは本当に良く分かりますね。

二重丸◎の印の部分は最近は
25ミリ三連機銃は装備していなかったのではないか?
と考察されている箇所です。

ご覧のように確かに装備している感じはありませんね。

艦尾右側のカタパルトは舷側に向けられています。
これから艦載機を発艦させるのでしょうか?
エレベーター内に艦載機があるようにも、無い様にも見えます。
(私には艦載機の機影は無い用に見えます。)
でも、出撃時には艦載機なしとの通説がありますので、
艦載機を退艦させている時なのかもしれません。

ていうか、、大和の平面形を考察するなら
レイテ戦時に米軍が平面形を知るために撮影させたものが
一番参考になるらしいんですけどね、、、。
今回見つかったものは3番主砲ないし、2番副砲真上あたりの
ちょっと手前から撮っているっぽい、いわば斜めに写った写真ですしね。

ということで、、その写真も見てみたんですが、、、
確かに平面形だけ考察するなら
レイテ戦時の写真の方がベターな用です。

何はともあれ、今年は艦橋後部の各種ブルワークや装備品の図面や
長年不明だった信号所(旗甲板)のほぼ正確な図面も発表され、
最近また船体溶接要領の図面も発表されたので
大和ファンには良き年といえそうです。

自分はまだどちらの図面も確保していませんが、
お財布と相談してそのうちゲットしようかと、、。
船体溶接要領の図面は小さいサイズなので
別の出版物に載ってからかなぁなんて思っております。
# by zui_kaku | 2006-09-22 01:58 | 戦艦大和

まったくよー

最近、「戦艦大和を作る」の情報収集で
いろいろとネットサーフィンをしていて
とあるサイトを見て辟易しました。

端的に言えば著作権のことなんですが、、
そこのサイトさん、、、雑誌の紙面をデジカメで撮って堂々と載せているんですね。。

自サイトやブログをいくつもやっている私ですから、、
かくいう私も100%著作権を侵害していないとは言いませんし、
多分侵害してると思います、、、が、、、、
雑誌の紙面をそのまま載せるなんて暴挙は絶対にやっていません。

当然です。
書籍の紙面とは、書籍購入の代価を支払った人のみに閲覧の権利があるものですからね。
その為に高い代金を支払っているのですから。

大体において、何の代価も支払っていない人に閲覧できる環境を提供するなんてとんでもない事です。
金出して買った人間が損するなんてねぇ。
しかも、そこのサイトで書籍の内容が閲覧できることを知れば
書籍は売れなくなり、ひいては出版業界の危機につながるのですからね!!
つまり、せっかく新しい情報が出てきても、
我々は本を通してそういった情報を知れなくなるかもしれないのです。

最近は情報誌の欲しい情報を写メで撮ってなんて輩もいるそうで、
書店では情報誌もビニールで梱包なんてパターンも多いご時勢。
こういった事が増えていけば、
当然雑誌・書籍にもそういった対応が取られるようになるかもしれません。

それでも良ければどうぞお続けください。
こんなところで陰口叩いてないで、本人に直接言えよという意見もあるでしょうし、
サイト名を晒せという方もいらっしゃるでしょうが、
ネットは自己責任ですから、ご自分で気づいて辞めてもらうのがいいでしょう。
大体、、、私は常識のない人を相手にしたくないので。

まぁ、そういった人が一人でも増えないようにここに書いているということです。
とてつもなく腹が立っていることは間違いありませんがね。

特にヤヌス氏の図面なんかを載せている方も良く見ますが、
絶対に止めて欲しいですね。
ヤヌス氏がどれほど苦労をしてあの図面を書いたのかを考えれば
当然そんな事はしないのが普通なんですが、、、、
まぁ普通じゃない大人が増えてるんでしょうね。

同様に学研の歴史群像の書籍の無断転載も良く見かけます。
イラストもCGも苦労して作られた方がいること。
(そういった方々は大体において金貰ってなにがししている訳ではなく、
趣味がこうじて自費でリサーチなんかをしています)
それに対する代価が本の値段だということ、
肝に銘じて欲しいものです。
# by zui_kaku | 2006-09-13 00:32 | 戯言

週刊 戦艦大和を作る #12

相変わらず艦橋をチマチマとやっています。
週刊 戦艦大和を作る #12_c0040122_23333013.jpg

1艦橋の床面となる部分をプラ板で閉じ、
各部にポリパテを盛ってペーパーがけ。

下部信号指揮所のブルワークを接着して、
2艦橋の段差をプラ板で表現しました。

遮風柵は実艦通り穴を開けておきました。
ここはこれからまだまだ加工する予定です。
週刊 戦艦大和を作る #12_c0040122_23381185.jpg

各部の窓の縦枠もこれから加工です。
何にしてもエッジをしっかり出すのに時間がかかっています。

角棒ヤスリをルーターのグラインダーで細くしてここまで仕上げましたが
まだまだシャープとは言えませんからね。
最終的にはカッターでコリコリやらないとダメかなぁ、、という感じです。
# by zui_kaku | 2006-09-12 23:41 | 戦艦大和

週刊 戦艦大和を作る #11

今頃まだそんなとこやってんのかよ!!
なんて言わないでくださいな。。
ということで、今日は艦橋の状況をメモっておきます。
週刊 戦艦大和を作る #11_c0040122_2365368.jpg

とりあえず、当初切削性が悪いことで足踏みしていた
艦橋窓をくり貫いたり、間違った位置のものは空け直しをしました。
新しくゲットした無段変則ルーターの回転数を下げて超硬バーで削ると、
予想通り結構作業性が良かったのでさほど時間はかかっていません。

ダイキャストはアルミと同じように熱をもちやすく粘り強い性質なんでしょうね。
押す力7、回転数3ぐらいでやるといいようです^^
場所によってはルーター+超硬バーではなく金糸鋸を使いました。

で、一応最終状態にする予定なので、
撤去されていた1艦橋側面にある上部信号指揮所のモールドを切り取り、
開いてしまった穴にはエポパテを充填しておきました。
下部信号指揮所は片舷につき窓が3個あるので、
すべて開口しておきました。

で、キットのままでは再現されていない丸窓を資料と1/10大和の写真を見ながら
1.2ミリのドリルで開けました。まだ全てではありませんが、、。
新規に開けた穴と元からからある穴のモールド差が酷いので
後ほど修正する予定です。

あとは、元からあったモンキーラッタルや、
実感に貧しかった通風口を全て削り落しました。
# by zui_kaku | 2006-09-06 23:37 | 戦艦大和

週刊 戦艦大和を作る #10

艦橋ベースを組み始めたました。
が、、、創刊号で艦橋を組んでみて、
これは相当苦労するだろうなぁ、、と思っていた通りです。
週刊 戦艦大和を作る #10_c0040122_21462968.jpg


現在(51号までで)組めるおおよそのパーツを組むとこうなりました。
黒マジックで印を付けてあるところが怪しい部分です。

とりあえず順番に改装時に増設された対空砲群から見てみると、
週刊 戦艦大和を作る #10_c0040122_21502268.jpg

随分違います。。。
参考にしたのは1/700フジミキットです。
考証的には一番新しいのですが、より正確を期すなら
学研・歴史群像「大和型戦艦2」の82ページの図が大変参考になります。

もっとも、この辺りは完成時には高角砲やら何やら色々つく部分なので、
見えなくなる部分もありますし、
一次資料の図面などが殆ど残っておらず、写真解析で考証されている部分なので、
今後新しい考証もある部分と言えますかね。

大まかに見て違う部分は、
1)増設された高角砲のベースは竣工時にあった高角砲のスポンソンを避ける切り欠きがあること。
2)後部の切り欠き部には通風塔があること。
などでしょうか。

週刊 戦艦大和を作る #10_c0040122_21575662.jpg

次に竣工時の高角砲甲板ですが、ここもかなり違います。

1)斜線部分には段差がないが正確な形状。
2)井の印のある部分は通風塔が付く部分。
段差は生じるが、通風塔の幅分の段差になるはず。
したがって、通風塔と下部艦橋ベースがつツラ位置になるのが正解。
かと思います。

2)に関してはもう少しリサーチしてみないことには正確なことは
いまひとつわかりませんが、どちらにしろ手直しが必要なことは確かなようです。

後部の電探室が乗っかる部分はあまりにパーツの合いが悪かったので
ひっくりかえしてR部分になるべく段差が出来ないように接着しました。
穴は後からエポパテかプラ板で塞ぎます。

フジミのキットは竣工時に装備された副砲の回転角確保のための切り欠きも表現されていますが、
ここは見えなくなるので無視でいいかなぁ、、と。

週刊 戦艦大和を作る #10_c0040122_229217.jpg

で、、艦橋前部最下部は赤印のように斜めになっているのが正解。
ここはタミヤ1/700が正確に形状を捉えているようです。
フジミのは、、、、、。
週刊 戦艦大和を作る #10_c0040122_2291675.jpg

でもって、後部艦橋最下部のR部分。
これもタミヤ1/700が正解でしょう。
従って手直しが必要かと。。

まぁ何にしてもデアゴ大和は大らかな上に考証が古いのは折込済みだったので、
別にいいのですがね、、、。
# by zui_kaku | 2006-09-03 22:13 | 戦艦大和